シルバーウィーク後半に行われたハッカソン「 特大ペッパソン(史上最大Pepperハッカソン)」のレポートになります。

テーマは「Pepperとの新生活、何させる?」です。

 

審査基準は「Pepper App Challenge」にのっとって行われましたが、MashupAwards11の予選でもあります。なので、最優秀賞チームには、通常のMAのハッカソン同様に、副賞としてMA11の2ndSTAGE進出です。200万円まであと2つという近道を手に入れたチームはこちらです。

 

■作品名: ペパダリング

Pepperの身体中のセンサーを使ってするPepperおさわりゲーム

 

 

審査は通常のMashupAwardsのものとは異なり、「Pepper App Challenge」の4つの審査基準に加え、ハッカソンなので完成度という項目を追加して5つの基準で行われました。

 ①Pepperらしさ:スマホアプリとは異なる、Pepperならではの会話や動きを採り入れたアプリ

 ②エンドユーザー満足:エンドユーザーがご自宅で実際に楽しんだり、活用できるアプリ

 ③継続性:飽きずに何度も繰り返し利用したくなってしまうアプリ

 ④インタラクティブ性 :Pepperとのインタラクティブな会話を楽しめるアプリ

 ⑤完成度:2日間で動くものをつくれたか

 

こちらの基準をもとに、今回は以下の3名の方に審査いただきました。

 ・林 要氏 (Pepperの父とよばれる男)

 ・西村 賢氏(TechCrunch Japan 編集部 編集長)

 ・藤川 真一氏(BASE株式会社 取締役CTO)

 

それでは、今回のハッカソンで作られた作品を、最優秀作品から紹介していきたいと思います。

■発表作品

まずは最優秀作品からご紹介します。

 

<最優秀賞>

■作品名: ペパダリング

http://hacklog.jp/works/3836

Pepperを山に見立てて、ボルダリングを体験するゲーム

Pepperの身体中にあるセンサーをつかって、Pepperをおさわりするタッチゲーム。一人モードと二人モードがあり、二人モードは男女でやるとお近づきになるチャンスとか?!ツイスターのような家族で遊べるゲームです。

 

 

 

二人モードのイチャイチャ感をちょっと見てみたいと思わせた作品w。

 

 

続けて、今回発表された他16作品もご紹介します。

 

 


■作品名:大切な人へ声で気持ちを届けるPepperアプリ「ハート」/チーム名:杉山くんとTISの愉快な仲間たち

hacklog.jp/works/3828

離れて暮らす大切な人たちへ気持ちを声で届けるPepperアプリ

大切な人との連絡どうしてます?メールだと返信忘れたり…。電話だと仕事中だと迷惑かもって気になりますよね?お父さんの何気ない独り言や、遠距離恋愛中の恋人との連絡などを、家族の表情を認識してジェスチャーをしたり、ボイスメッセージなどで届けます。また、あたまをなでるとこのジェスチャーでよかったんだと学習していきます。

 

 

 

 


■作品名:『ネゴシエーター辺破野 決め夫』/チーム名:m_guest3

http://hacklog.jp/works/3850

家庭内の決めづらいこと(掃除担当者など)を決めてくれます。

掃除や皿洗いなど、誰が担当するか分からない決め事をPepperが決めてくれます。IoTにより取得したデータから、論理的にタスク担当者を決定。トイレをかなり使っているからトイレ掃除しろなど。発言回数の少ない人に発言を促すファシリテータ機能もあります。

左の写真はトイレの扉の開閉回数をカウントするIoTデバイスのプロトタイプです。

 

 

人が言うから角が立つのでPepperにいってもらうというのは王道ですが、取得データをもとに伝える、可視化して公平性を演出するという味付けは個人的には好きでした。

 


■作品名:ぺパ子のファッションチェック/チーム名:pepperオシャレ倶楽部

http://hacklog.jp/works/3804

Pepperによる気候に合わせたファッションチェック

地域、天気、時間などに基づき、ファッションのワンポイントアドバイスをしてくれます。

 

 

こちらの作品はエーアイ賞を獲得しました。おめでとうございます。

 


■作品名ご近所ペッパー「ペパコミュ」/チーム名:koto

http://hacklog.jp/works/3827

ペッパーを通したご近所ローカルネットワーク
主な機能は、①流行りを知る②ご近所付き合いする③ 緊急連絡
①身近なキーワードから流行りのトレンドを探してきて喋ってくれる機能。
②各家庭のpepper同士が通信をしてご近所間のコミュニケーションをする機能。
③急遽連絡する緊急事項を電話で伝えると各家庭のペッパーから再生されるという機能。

「Pepper:何か用事ある?」「ないよ」と回答すると、「Pepper:近所にペット預かって欲しい人がいるよ。」みたいなことを教えてくれます。

 

 

この作品は「”ペッパー内のアプリを作っているだけでは仕方がない。繋がって初めてPepperは価値がある。”という考えのもとペッパー単体で終わるのではなく、ペッパー同士をつなげるアプリケーションを考えました。」というコンセプトの作品。

 

 


■作品名:青春ペッパー /チーム名:チーム青春

http://hacklog.jp/works/3851

一人暮らしの若い男性に向けた寂しさを解決してくれるアプリ

かわいい彼女といちゃいちゃしたい。触れ合えるコミュニケーションを実現。 AIトークでかわいく感情の困った発生を実現。そしてTwilioを使って彼女から電話もかかってきます。

 

 

 

 


■作品名:おもしろ写真撮り

http://hacklog.jp/works/3854

あなたの最上の笑い、怒り、悲しみ、驚き顔を激写、失敗にはお仕置きが待っている

最初に、メニュー又は声で、笑い、怒り、悲しみ、驚き、を選択します。 次に先ずはお仕置きの準備をします。ペッパー絵日記が風船を膨らまし、準備完了。 そしてPepperの前で選んだ表情を!!選んだ項目の顔が95%以上の確度で成功、10%以下で失敗となります。成功、失敗の写真を撮影してメール及びニフティのmobilebackendを利用してサーバに保管します。

 

 

 

 

 


■作品名:SyncPepper /チーム名: SLOGAN

http://hacklog.jp/works/3848

家族の表情から感情を識別し、お互いの感情の状態を知ることができるアプリ

日頃から家族の表情を見ているPepperが、家族の感情を認識し、家族全員に共有。特に自分の感情を表現するのが苦手な子供の感情を汲みとってあげて、家族のコミュニケーションを円滑にすることを期待しています。機能は①話す②気分をみるの2つ。表情をよみとって何かをはなしかけ、表情はデータベースに登録されます。データベースに喜びっという情報がふえるとPepperが喜びます。

 

 

 

こちらの作品はニフティ賞を獲得しました。おめでとうございます。

 

 


作品名:フクジン/チーム名:フクジン

欲しいものを楽しくすぐに注文できるデリバリー通販

パソコンやスマホ、TVショッピングから導入するよりも、もっとはやくて便利な未来型のお買い物の提案。旦那さんの表情から最適な商品をよみとり、表示してくれます。 そして、購入したものの詳細をカレンダーに保存します。

 

 

審査員の林さんからは、提案であればスマホでもいい。はやくて便利という切り口よりも、余分なことをいわせて、何を言うんだろう?という期待感を持たせるほうがPepperらしい。とのコメントがありました。

 


作品名:PEPPZAP/チーム名:HAL東京AZMS

http://hacklog.jp/works/3834

ペッパーが一緒に運動し、かわりく応援してくれるアプリ

筋トレモードとダンスモードがあり、自分にあった運動が選択できます。 近づくとPepperが話しかけてくれます(トレーニングをしましょう)。運動の種類を選び(スクワットですね)辛さを選んで始まります。また映像でアシストもします。

 

 

審査員のえふしんさんからは、「王道のアプリケーションになるべきものだとおもっていて、Pepperの動きにどう釣られるのか?動画は補助的にだしてもいいけど、Pepperの動きが重要だと思います。」とのアドバイスをいただきました。

 

 


作品名:Let’s ペパ宿

http://hacklog.jp/works/3840

子供が宿題をしない!やる気を出させるためにPepper、一緒に考えて!(考えるフリして!)

宿題問題をPepperが協力プレイで解決。でも答えは教えてくれません。寄り添って協力してできたらともに喜んでくれます。 Pepperに教えることで、子どものモチベーションや使命感があがり、教教育効果も高まることを期待。 最後は「教えてくれてありがとう」。といってくれます。

 

 

 

こちらの作品はMicrosoft賞を獲得しました。おめでとうございます。

 

 


作品名:ムダダメペッパーくん

http://hacklog.jp/works/3842

冷蔵庫の食材管理と家族のみんなの希望から献立提案してくれる

①食材の登録②レシピの提案の2つのメニューがあります。食材をかざす。画像認識して登録。残り物を効率的に利用できるレシピを提案します。 そして、提案されたレシピの何を食べたいか?家族に聞きに行ってくれます。家族の現在地を検索して部屋にお父さんがいないと判断したら電話をかけて、どのレシピがいいのか聞き、ママに報告します。

 

 

審査員の林さんからは「家族間の調整をしてくれるのは助かるはず 。みんなの合意形成のもとにメニューをきめてくれるのはいいと思います。最終決定権をママに持たせるのではなく、Pepperの責任にするのもおもしろいかも。」とのアドバイスも。

 


作品名:家族の晩御飯いるの?いらないの?/チーム名:KitchenPepper

http://hacklog.jp/works/3831

ママのお助けコンシェルジュ(KitchenPepper編)

家族の外出時に今日の「帰宅時間」「晩御飯」有無をPepperに伝え、 その情報と過去の食事レシピの履歴や、その日のママとの会話をもとに最適なレシピを提案し、ママを毎日のめんどくさい献立決めから開放。例えば、二人だけだったら手抜き料理を提案したりします。

 

 

 


作品名:mimic /チーム名:フュージョン

http://hacklog.jp/works/3846

アニメやゲームのあのポーズを Pepper と一緒に

アニメやゲームのポーズやシーンのマネ、ついつい口ずさんでしまう鼻歌など、羞恥心という名の自我に目覚めてしまった今では、人前では恥ずかしくてできないですよね?でも家でならできる。 そうだ!Pepperと一緒にやってみよう!という作品です。デモでは見事フュージョンを決めました。そしてルンバを操るPepper。(一方ではレレレのおじさんを一緒にやるはずでした)

 

 

 

 


作品名:ペッパーさま

http://hacklog.jp/works/3825

懺悔かペッパー頼みか

利用シーンとしては、子どもが外食をおねだりした時など、Pepperにお伺いをたてます。ダメっていうにしてもPepperのせいにできます。

 

 

審査員の林さんからは「こどもと大人って感情の確執ありますよね。維持になっちゃう。それをほぐしてくれる気がします。ロボット相手だとゲーム感覚で素直になれることはあるので、もう少し完成度あげてPeperアプリとして登録してください。」というお褒めの言葉が。

 

こちらの作品はPepper賞を獲得しました。おめでとうございます。

 

 


作品名:PEPPER CAM /チーム名:チーム・ヒャッカソン

http://hacklog.jp/works/3810

Pepperが顔認識してくれ、被写体が動いていても追いかけて動画を撮影

静止画の「自撮り」はみんな得意だけど、動画だとカメラマンがいないと難しいですよね?被写体が動いてもPepperが人認識してくれてカメラで追いかけてくれます。自撮ラー,YouTuberの為のホームビデオ支援サービス。自撮り以外だと、子どもをおいて家をでなければというときにも利用を考えているとのこと。

 

審査員の林さんからは「Pepperを使ったシエではいくつもの考えましたが、追従のモジュールをつかって撮影するというのは思いつかなかったので、そうか!ってすごく思いました。現在追従を切り替えはできないようにしているけれど、それができるようになったらまた違う世界がありそうですね。」と、Pepperの父に発見を与えた、Pepperらしい素晴らしいアイデアだなーと思いました。

 


作品名:線上カメラマン

http://hacklog.jp/works/3852

家族の日常を記録してくれる,その家族お抱えのカメラマン

イベントや旅行など特別な出来事では写真を取りますが,何気ない日常の写真は意外と撮ってないですよね。わざわざカメラを出してきて撮影するほどじゃない何気ない日常をペッパー君が撮影してくれます。ソニーに似たコンセプトの製品はありますが、それは位置が固定で同じアングルのものになります。でもPepperは動けるのでいろんな日常がとれるはず。

 

線上カメラマンというタイトルの由来は、Pepperをうろうろさせることができず、被写体めがけて1直線しか動けないからとのことw。

 

 

今回発表された作品は以上です。次に時系列でイベントの様子をお伝えしたいと思います。

■イベント風景

20体ものPepperがみなさまをお出迎えです。

 

・イントロダクション

まずは司会の伴野さんから、今回のハッカソンのテーマの説明です。

 

そしてアイスブレイク!

 

 

同じテーブル内で何を書いたのかあてあいます。

 

 

 

・インプットタイム

そしてここからはインプットタイム。ロボアプリの考え方や、今回サポートいただくAPIについての説明になります。

 

ロボアプリの考え方については、ソフトバンクロボティクスの鈴木さんより説明いただきました。

詳しくはrobot start のレポートをお読みください。

 

 

今回サポートいただいたAPIは以下の5つです。

 Pepper(ソフトバンクロボティクス)

  └プログラミング可能な開発ロボアプリプラットフォーム。

 AITalk WebAPIVOICEROID+琴葉茜・葵など(エーアイ

 └より人間らしく自然な音声で自由に音声合成をすることが可能な高品質音声合成エンジン

 Twilio(KWC)

 └ネットと電話を繋ぐことができる電話&SMS API

 mobile backendニフティ

 └アプリケーションの開発に必要な汎用的機能をAPI、SDKで提供するmBaaS

 Project Oxfordなど(日本マイクロソフト

 └ProjectOxford AI関連のAPI群について。顔認識、スピーチAPI、、等AI機能をAPI経由で提供

 

 

 

・アイデアソン

情報のインプットが終わったら早速アイデアを書き出していきます。まずは蜂の巣にキーワードを書き出し、アイデアを発散させていきます。

 

 

同じテーブル内でキーワードや考えていることをちょっとだけシェア。

 

 

そして、発散したキーワードを元に、アイデアを形にしていきます。

 

 

アイデアが書けたら、3人1組になり、アイデアをほかの人に説明しながらブレストしていきます。

 

 

これを3セット繰り返します。いろんな人と話せたかな?

 

 

そして、みんなのアイデアに星を付けてまわるアイデアウォークです。おもしろそうなアイデアあったかな?

 

 

星が沢山ついたモテアイデアの発表です。どんなアイデアが人気あったのかな?(あれ?女性ばかり?)

 

 

 

・チームアイデアソン

まずはチームを作るところから。ナンパ方式で今回一緒に作品を作るチームメンバーを見つけます。

 

 

チームが見つかったらランチを食べながらチームアイデアソン。最終的にどんなものを作るのか?を決めていきます。

もちろん一人で作るのもOKです。

 

 

ランチ美味しそう!今日は3種類もあるよー。(和食、中華、ハンバーガー)

 

 

 

・アイデア宣言

今回作られた18チームが何をつくるのか?についてシェアいただきます。

 

 

 

ハッキングタイム

ここからはひたすらハッキングタイムです。

 

 

前の方ではハンズオンが始まりました。

 

 

みんなPepperに見守られながらもくもく。

 

 

もくもく

 

 

やっと夕御飯です!今日はピザ!(Pepperが羨ましそう)このタイミングでPepperにもご飯をあげてください(充電してください)とのアナウンスも流れます。

 

 

隣でやっていたイベントのあまりをおすそ分けしてもらいました。(ありがとうございます。)

 

 

サポート企業の方に教えてもらいながら、ハッキングは続きます。

 

 

ハッキング会場は24時まで。それ以降はコワーキングスペースでの作業になります。

そんな徹夜組にはレッドブルと夜食の差し入れが入ります。

 

 

もくもくは深夜になっても続きます。

 

 

そして朝です!!おにぎりの差し入れももってくるも、みんな・・・同じポーズで死んでるw。

 

 

そして、2日目も始まりはやっぱりレッドブルから!でも提供したら一気になくなりました。(3山もあったのに!)

 

 

残りあと7時間。開始前なのに沢山の人がすでにもくもくしています。

 

 

そして、2日の始まり。まずはドナルド体操をして頭をすっきりさせようね。

 

 

2日目の朝は、夜にわからなかったことをみんな質問しにくるので、サポート企業の方々は大忙し。

 

 

ひたすらモクモクしています。

 

 

徐々に一人作業から、チームでの確認作業に移り変わってきました。

 

 

そしてお昼です。今日はなだ万ロールとサンドウィッチの2種類です。

 

 

もぐもぐ

 

 

みんな細かい調整にはいってきたぞ

 

 

もくもく

 

 

発表順番はパパパルーレットで勝手に伴野さんが決めていくスタイル。でもみんな集中しているので反応はありませんw。(孤独な伴野さん)

 

 

そしてとうとう成果発表の時間です。Pepperも並んで待機します。

 

 

早速発表!5分間の発表の後。審査員から質疑をうけながら、進んでいきます。

 

 

17作品の発表終了!!!(お疲れ様)発表が終われば、早速懇親会です。(ビールだビールだ)

 

 

みなさんがサポートでお世話になったソフトバンクロボティクスの河田さんの掛け声で「かんぱーい」。

 

 

みんなホッとした表情ですね。

 

 

そしてワイワイと飲んでいる間に審査結果がでたようです。企業賞から発表していきます。

 

 

そして、最優秀賞はボルダリングチームです!おめでとうございます。(嬉しそう!!)

 

 

表彰が終わったら、審査員3名からそれぞれ総評をいただきました。

 

 

林さん

Pepperはできないことがたくさんある中で、ペッパーに決めてもらう、子供と親の関係を中和するなど、何年もかけて発見してきたユースケースを、わずか二日でピンポイントに見抜いていて、面白く拝見させてもらいました。

 

・西村さん

なるほどこういう方向性があるのかなと3つか4つみえ、勉強になりました。いいづらいことをいうとか、微妙な人間のテンションを伝えるなど。

 

・えふしんさん

ロボットが家庭の中に入ったときに、センサーとモーターの塊ではなくて、家庭の中の中間的立場が大切なんだなって勉強になりましたWEBデザインって情報整理するのがほとんど。でもPepperって企画だけではなく、そのまわりにある楽しさとか幸せとか設計しないとだめなんだと感じました。機械ではなくロボットとして考えなければと思いました。

 

 

最後はみんなで集合写真!みんなお疲れ様!!

 

 

 

イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!

●つぶやきまとめ(togetter)
http://togetter.com/li/877109

●イベン写真(flickr)
https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/sets/72157658538025769

 

●関連ブログ

【特大ペッパソン】史上最大のPepperハッカソンが開催!最優秀賞に選ばれたアプリとは (robott.info)

史上最大Pepperハッカソンの「特大ペッパソン」に行ってきた(ロボットスタート)

蛇足

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個人的にはペパコミュが好きでした。今回はたくさんPepperがいたので、複数台の利用方法を期待してたんですよね。

 

NAISTのハッカソンの際にもアイデアがでましたが、各家庭にPepperがいてその地域での情報をシェアできると、例えば「19時代はみんな電気をたくさんつかっているから、控えめにしてね」みたいなことをPepperに言わせ、電力の平均化を促せたりできます。自分からは情報をあえて取得しにはいかないけど、情報を知っていたら行動がかわることはあると思うんです。今回のペパコミュも同じように思え、旅行に行く人いたらペット預かってもいいよ!ってあえていわないけど、自分の都合さえ問題なければ、誰かが困っていることを知っていた時だけ助けてくれるご近所さんっている気がするんです。

 

審査員の方がおっしゃっていたみたいに、たしかにスマホでもできるとは思います。でも、情報を取得しに行くスマホと、勝手に情報が提供できるPepperでは全然違うと思っています。Pepperに「何か用事ある」ときかれ、「ないよ」という回答のあとに「近所でペット預かって欲しい人いるみたいだよ」という会話の後についてくる余計な情報という演出はとても良いと思いました。

例えば、必ず家に帰ってきたらPepperにただいまという習慣ができたら、「おかえり。今日は月がキレイだけど見た?」なんて言われたら、月を見に行っちゃうと思うんです。毎日Pepperと会話する中で、時々ご近所情報を教えてくれるみたいな情報の接し方はスマホには出来ないことの気がしました。

 

Pepperが家庭にいたら・・・というアプリではなく、各家庭に1台Pepperがいるという未来を想定して、その先に必要となるアプリみたいな発想でプレゼンしても面白かったのになーなんて。
一つ一つの家庭の集合体が街です。スマートシティ的なアイデア発想は今回の「Pepperとの新生活、何させる?」というテーマに合ってないかな?(すいません。私が他の人と違う発想が好きなんです。)

 

違う発想といえば、PEPPER CAMの追尾機能に着目したアイデアも素晴らしいなーっと思いました。このアイデアが素晴らしいと思ったので、ハッカソンでの発表で、プレゼンターをPepperが撮影するというアプリを作ってもらいました(アイデアパクってすいません)。実際には、Pepperくんはいろんなものに目移りしちゃいましたけどw。

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