エンジニアだけのハッカソンと全然違う!
一流の音楽家、サウンドプロデューサーがチームに加わる他では味わえないハッカソン

7月16-17日(土-日)に行われた、エンターテインメントに特化したグローバルなIT サービスのコンペティション『START ME UP AWARDS』実行委員会が主宰するハッカソンイベント「MUSICIANS HACKATHON 2016」の運営協力してきました。

 

テーマは「新しい音楽の価値」。今回は総勢12名の「音楽家」の方と、約20名強のエンジニアやデザイナーの方が集まり、土日の2日間で8作品が開発・発表されました。

 

このハッカソンの特徴はなんといっても、一流の音楽家、サウンドプロデューサーがチームに加わり、一緒に作品を作るということ。今年で3年目になります(2014年2015年)。

過去には、為替相場のデータや脳波で楽曲を作ったりなどもありました。

エンジニアだけで行われるハッカソンとは、雰囲気や作品がひと味もふた味も違います。

即席で曲を作ったりアレンジしたり歌ったり。

 

ハッカソンのいいところの一つは、自分にはないスキルをもった人とチームを組むことで、一人では作れない作品を作ることができ、作品の幅が広がるところです。

この「MUSICIANS HACKATHON」は、異業種の人とのハッカソンということで、凸と凸というmashupだけでなく、凹と凸という領域が違うmashupがあり、いつもとは違った幅が生まれます。

そんなハッカソンでは、どんな作品が作られたでしょうか?

 

今回の最優秀賞は、こちらの審査基準を元に3名の審査員の方にお願いしました。
①アイデア②完成度③デザイン

左から
・藤本 健氏:DTMステーション 編集人
・石川 真一郎氏 :株式会社ゴンゾ 代表取締役社長
・鈴木 貴歩氏 :パレードオール株式会社 代表取締役 / エンターテック・アクセラレーター

 

それでは、今回のハッカソンで作られた作品を、最優秀作品から紹介していきたいと思います。

 

発表作品

最優秀賞は、10月30日(日)に行われるデジタルコンテンツExpoにて発表の権利を獲得できます!

 

<最優秀賞>

⑦調教Breaking #Chkyo-Breaking
hacklog.jp/works/48052
フリー、シェアウェアの「UTAU」を使って、実際のボーカルデータからマシンラーニングをさせ、自然な声に近いボカロを生成します。デモでは小南さんのオリジナルデータを取得し、解析したものをボカロで歌わせ、見事に自然の声に近いボカロが完成していました。


↓デモ動画。この歌、ボカロで再生しています。とても自然な声に聞こえませんか?

最優秀賞おめでとうございます。

 


 

続いては優秀賞です。
優秀賞に事業性を評価され選ばれました。事業化を希望する場合、『START ME UP AWARDS』の書類審査が免除されます。
<優秀賞>

②Streeporter

hacklog.jp/works/48044

あまり有名ではないストリートミュージシャンが、投げ銭をしてもらいやすくなるサービス。
アーティストがストリートで演奏する際、位置情報を付けてみんなに知らせることができます。また、バーチャルで投げ銭できたり、コメントを付けられたりもします。

優秀賞おめでとうございます!

プロトタイプまではできてなかったみたいですが、アイデアがとても評価されたこの作品。
その場でフリックすることで投げ銭でき、アーティスト側のタブレットか何かが光るなど、その場のインタラクションがあってもおもしろいというコメントもありました。

 

 


 

⑥SYNCEE by AIBEE

hacklog.jp/works/48051

同時刻に同曲を再生しているユーザーを見つけ、1対1のチャットを実現するアプリ。曲が終わるとチャットは強制終了します。話したい目的でずっと同じ曲を聞き続けるかも?!

優秀賞おめでとうございます。

時限設定やチャットなど、機能だけをみればエンジニアの人がおもいつきそうなアプリ。ただ、アーティストが「今からこの曲聞くよー」ってつぶやいたら、そのアーティストとチャットしたいファンの人が一斉にその曲を聞き出すかも?といった利用シーンなどを聞くと、アーティストとエンジニアの融合された作品だなーっと感じた作品でした。

 

 

是非がんばって完成させ、『START ME UP AWARDS』に応募してみてください。


 

続いて、今回発表された作品を全てご紹介したいと思います。

 

①ボカロdeセッション by カッペラ
MIDI楽器でポケミクやAITalkを使いアカペラ&合の手&ボイパを演奏するサービス。
リアルタイムでボカロでアカペラ。上唇と下唇につけたマーカー(河童です)を認識してボカロが反応。ドラムを叩くと「チッ」っという舌打ちのボイスパーカッションが鳴ります。
 ↓デモ演奏動画。めっちゃ楽しそうですよ!
こちらはエーアイ賞を獲得しました。おめでとうございます。

デジタルなのに超アナログな感じがいいですねw。こちらのチームは、今回のハッカソンの中で一番楽しそうでした!

③えむたま(仮)
音楽の嗜好をキャラクターにし、「わたしはこんな音楽が好き」が一目で分かる!小南さんの音楽ばかりきいていると、子猫のキャラクターになったりなど。

pptだけのプレゼンでした。せめてモックは欲しかった。

 

 


④ファミコンフリースタイル
ミュージシャンと楽曲を選ぶと、そのミュージシャンっぽい歌詞が作られ、曲もアレンジされます。例えば「西野カナ」風の「おら東京さいくだ」など。
 ↓デモ動画。小南さんによる「西野カナ風」の「おら東京さいくだ」をお聞きください。

プロトタイプができていませんでしたが、小南さんが歌うことで作りたいもののイメージはわかりましたw。即席で歌詞を作ったり曲のアレンジしたり歌ったり、すごい!

 

 


 

⑤Puppet Sound! by TEAM NORO 3

スマホのカメラで手の形状を認識し、液晶画面上で指人形を装着。指を動かすと、画面の中の指人形がしゃべったり、歌ったり、音を奏でたりします。
指人形は「Family」「Animal」などのテーマがあり、指を動かすと家族の呼び名や、動物の鳴き声が聞こえるので、知育玩具としても活用できます。

 

⑧ミュージックプラネットby ALT+MUSICIANS

hacklog.jp/works/48040
ARマーカーやGPSなどを利用して、場所に音楽をプロット。過去にその場所で聴いた音楽なども配置したり、これからいく場所に音楽をおいておいたりできます。
例えば、ライブ会場まで音楽を提供しながらナビをするなど。HMDを使うことで、現実に今聴いている楽曲の歌詞やナビゲーションを表示。マーカーは現実にある看板などを利用。
 

とにかく『Pokémon GO』に触発されてできた作品。2年前はIngressに触発されて「ミングレス」を作った方が、「位置情報×音楽」で再チャレンジ!

 

以上が、今回作られた作品になります。

 

 

イベント風景

最初にキャプテンの浅田さんから今回参加されるミュージシャンのみなさまをご紹介いただきました。

参加頂いた音楽家の方

参加ミュージシャンにはキャプテンの浅田祐介氏を筆頭に、浅岡 雄也氏、伊藤 涼氏、江夏 正晃氏、小南 千明氏、島野 聡氏、NORO氏、水島 康貴氏、Mili氏、Morio Tkashi氏、hanawaya氏、渡部 高士氏の12名。

 

続いては、サポートいただくAPIの説明です。
AITalkWebAPI・・・より人間らしく自然な音声で自由に音声合成をすることが可能な、高品質音声合成エンジンのAPI。

The Cell Music Gear (CMG)・・・やわらかい表面を持つ3Dタッチパッド。基本動作はパッドの押し込み量を音程・音量の変化にマッピングしMIDI信号として出力します。

 

お触りタイムでは、CMGにみんな興味しんしん。

 

アイスブレイク、アイデア出しなどが終われば後はハッキングタイム。
アーティストの方は楽曲作りなどもしています。

 

そちらこちらはいつもの風景。(もくもく)

 

今回はオールナイトで会場を解放したので、徹夜組何人かしました。(レッドブルの差し入れ)

 

2日目になるといろいろと小道具が持ち込まれ、さらに楽しそうな雰囲気に!

音楽家の方も楽しそう!(この方、SPEEDの全楽曲をアレンジした有名な音楽家の一人です。)

 

ハッキング終了時間に近づくと、アーティストとエンジニア関係なく仲良くなってますね!

 

そして早速発表です。発表では即席ライブもあるのが「MUSICIANS HACKATHON 」!

(小南さん、いつも素敵な歌をありがとう!)

 

発表が終われば懇親会です!かんぱーい。

 

懇親会では、作った作品を審査員や他のチームが試す姿も!

 

最後はみんなで集合写真です。お疲れ様でした!(いえーい!)

 

 

蛇足

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やっぱり、異業種の方とのハッカソンはいいですね。
ハッカソンとは縁遠いミュージシャンの方が、エンジニアと同じ目線でモノづくりをしてくいる姿は、エンジニアだけのハッカソンにはない空気感があります。

人によって好き嫌いはわかれるとは思いますが、きっと他のハッカソンにはない、気付きや学びがある気がします。

 

そして、音楽家の方って底抜けに明るい方が大きがします。だから全体的な雰囲気がとっても明るくて賑やか。(集中したいエンジニアの方にはうるさいかもしれませんがw。)

その点も他のハッカソンとは違う点かもしれませんね。

 

今年で3回目になる「MUSICIANS HACKATHON」。第1回目の際に参加された音楽家の方が、Ingressに触発されて作った「ミングレス」にもう一度チャレンジしたくてきたと言っていたのがとても嬉しかったです。(ミングレス開発担当エンジニアの中西さんが今回いなかったのが残念orz)

 

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