勝敗は決めず、最後はみんなで課題曲を演奏した楽器ソン

楽しくてゆるくて、でもちゃんとモノづくりできてるMAらしさ満載

 

7月30-31日(土-日)に大阪で行われた「楽器ソン」。

テーマは「テクノロジー×楽器」「今までの楽器にはない音の出し方」。

約20名のエンジニアやデザイナーの方が集まり、土日の2日間で4作品が開発・発表されました。

 

このイベントの特徴は、ある人の「楽器ソンを大阪でも開催したい!」というつぶやきから、周りが応援する形で実現に至ったという所。

そして、最後に勝敗を決めるいつものMashupAwardsハッカソンとは違い、みんなで課題曲を一緒に演奏するという目標でモノづくりがスタートされました。

 

課題曲は1日目の最後に以下の2曲に決定!動画を掲載しているので、是非聞いてみてください。

・カエルのうた

・Get Wild

 

それでは、今回発表された作品をご紹介したいと思います。

発表作品

今回は最優秀賞などなかったので、発表の順番でご紹介していきますね。

 

①ミュージック・ショット
http://hacklog.jp/works/48066

自分の声や、音楽を弾にして、ぶっ放すことができます!

専用のWebページからも弾(音や声)の追加(録音)をし、おもちゃの銃を打つことでその弾(音や声)をぶっ放すことができる楽器(武器?)

秘密のボタンを押すことで、4つまで弾を同時で発射(和音)することも出来ます。

みんなで弾を詰めて楽しもう!

↓デモ動画


 

②MusicSync

http://hacklog.jp/works/48070

手の動きに合わせてリズムを奏でます。動きはリープモーションで取得。
現在は手の動きだけですが、将来的には、みんなで踊ることで音を奏でたい!
リープモーションがない場合のために、PC専用ページ(http://245cloud.com/gakkison/)を準備し、何かしらのキーを押している間、ドラムが鳴るようにしました。

押している間ゲージが減って、全部なくなると音が出なくなり、キーを離すと回復します。

↓デモ動画

 


 

③ニジイロポタポタby rainger

http://hacklog.jp/works/48064

7人で色水をポタポタして、ポタポタ音を演奏するデバイス。

ポタポタした後には虹色の絵ができます。

↓デモ動画(課題曲のカエルのうた)

 


 

④「食はオーケストラだ!」by Meat Magic Orchestra
http://hacklog.jp/works/48068

箸型の楽器デバイスを使い、箸の角度や掴んでいる圧力などにより音楽を奏でます。
またIHからの超音波でも音が変わります。

↓デモ動画(ダースベイダーのテーマ)

 

 

以上が今回作られた作品になります。

 

そして全ての発表がおわったら、みんなでセッションです!課題曲は2つ。
まずは「カエルのうた」です。カエルの鳴き声は銃や水滴からでています。

 

次に「Get Wild」。このテンポだと、虹色チームは、スポイトではなく、水滴にセンサーをつけるという裏技を披露!
(虹色チームの音が小さくてききとりずらいですが、ちゃんとメロディになってました!)

 

イベント風景

今回の参加者は、MashupAwardsについて知っている人がほとんど! こんなホームな雰囲気でイベント開催するのは、福井以外で初なんじゃないか?!
アイスブレイク、アイデアソン、チームビルディングとプログラムは進み、合計で4チームができあがりました。

 

1日目はみなさま買出しにでかけ、会場に残る人は少人数。

 

みなさま小道具片手に戻ってきました。

 

楽器ソンらしく、いろんな音が聞こえます。(が使わなかったような…)

 

なんか、テロリストも参加しはじめた。フルートに対抗して銃をぶっ放すのやめてください!

 

虹色ぽたぽたのチームは、自分の音は自分で作るというセルフサービス方式。

7色の音が出来がっていきます。

 

この光景はもうハッカソンでは必然になってきましたね。

 

発表もおわり、演奏会も終わったら、酒だ酒だー。

 

懇親会ではみんな他のチームの作品で演奏してたよ

 

今回の作品達


 

今回、勝敗は決めませんでしたが、個人賞というものを設けました。

 

田中賞は、「食はオーケストラだ!」チームです。賞品は田中家のガラクタ詰合わせセット。

 

川端賞はやまさきさん!受賞理由はスポイトで音をだすことをすぐに諦めたのがおもろかったから。

 

NaraNavi賞は、米田さん!賞品は筋電センサー一式。

 

伴野賞は播磨さん!受賞理由は今回のハッカソンは彼のつぶやきがなければ実現しなかったから。

 

最後は全員で集合写真です!(怖い人がふたりもいるー)。

みなさまお疲れ様でした!

 

 

今回の会場はTAMさんが協力してれました。ありがとうございます!

 

そして、企画にご協力いただいたみなさまです。本当にありがとうございました。
・Takafumi Harima
・Yukihiro Tsujita
・Yoshiyuki Kawabata
・Masaya Tanaka
・Yoshihiko Takeuchi
・Shuji Isono

イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
●つぶやきまとめ(togetter) http://togetter.com/li/1006737
●イベント写真(flickr) https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157671010542611

蛇足

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今回は最後に勝敗を決める形ではなく、みんなで演奏するという形のイベントでした。

でも、MAのハッカソンでは以下の考え方が大前提です。

「Demo or Die:実際にデモで見せられなければ意味がない。動くものに価値がある」

 

勝敗もなく、食事も外に食べに行くというかなりゆるい雰囲気のイベントでしたが、MAらしく全てのチームが動くものを作り、アイデアも面白く、大阪の底力を感じました。

久しぶりにクスクスと笑いながらブログを書いてました。
(ほんと技術の無駄遣いというか…w)

 

参加者の方数名と話をしていると、大規模なハッカソンしか参加したことがなく、最近はそんなハッカソンも大阪から消えたとのこと…。(寂しい)
今回、開催にあたり、スポンサー集めないと…審査員きめないと…など、大きめのハッカソン基準のアドバイスがいろいろとはいり、「●●をしなければいけない」という呪縛に囚われて、なかなか前に進まなかったようです。

 

ハッカソンは、もともとは新しい技術をみんなで試すような「もくもく会」の方が多いぐらい。

みんなで作ることを楽しみたいという目的であれば、やりたい旨を発信し、仲間を集め、その仲間でできる範囲で進めていけばいいこと。

ちょっと不安があれば、伴野さんにメッセで相談したらきっと相談にのってくれるはず。

 

そろそろビックワードにのせられて開催していたプレイヤーが、去った時期なんですかね?

なんでもそうですが、要は目的にあった手段なのか?ということが重要なんですよね。

手段を間違っただけなのに、ハッカソンそのものを否定的に思われていたら悲しいですね。

ハッカソンはどんなときに有効なのか、理解している人に相談すればいいのにな。

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