MESHを使い倒したお馬鹿な作品が大阪の参加者の心を掴んだ!
(しかしその男は福井からの刺客だった!!)
MA2016最初の予選は関西予選です。今回は合計15チームでの決選となりました。
個人的に今回の関西予選は、私が見た1stBattleの中で最高にレベルが高かった気がします。どれも2ndSTAGEで発表してもおかしくないレベルでした。
是非ブログを見ていただきたいと思います。
MashupAwardsのBattleは最初からビールがはいり飲みながら!
プレゼンは5分厳守!そして、審査員は会場にいるみなさまです!
1チームにつき、投票権は2つです。見学者の投票権は1つになります。もちろん、自分のチームには投票してはいけません(それしたらみんな自分のところにいれるからww)
それでは早速発表された作品をご紹介しますね。
■発表作品
まずはトップ3作品からご紹介します。今回は作品が多かったので急遽2作品が2ndSTAGEに進出となりました。
関西予選を勝ち抜いた作品はこちらです。
■作品名:どこでもMステ/チーム名:’90Jpopers
どこでもそこがMステの入場シーンに早変わり。歩けばオープニング曲、手を振れば歓声!
http://hacklog.jp/works/50042
MESHを使い倒したこの作品。「人感タグ」で人を感知するとMステのオープニング曲が流れ、カーベットの両脇にあるLEDが光ります。手を振ると腕についている「動きタグ」をトリガーに歓声が流れます。出演者の立ち位置にあるバミリテープの位置には「明るさタグ」を仕込み、足で踏むとMステの締めの音楽が流れます。緊急停止ボタンもあるよ。
メンバー構成です!
何の説明もなく、まずは登場シーンのデモ!わけのわからなさで、会場の大爆笑を誘い、群衆を引き込んだあと、説明に入ります。(動画では面白さを伝えられないのが残念…)
【関西予選】#MA_2016
17チーム目 どこでもMステ
登場シーン pic.twitter.com/8X1U8klQPb— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
そして、次点はこちらの作品です。
■作品名:enePoint Concent/チーム名:BRIL★研究会
使いすぎは元から断て!
http://hacklog.jp/works/48511
「電気で動く電子機器×こどもは=TVみすぎ、ゲームやりすぎ→親きれる」という問題を、 電源の供給をコントロールすることで解決します。
ポイント分だけ子どもは電気を使い遊べます。勝手に電気を使えないようにカギもついています。1ポイントで何秒給電するのか?はアプリで設定。電気が欲しいために、お手伝い促進ツールともなり、計画して使わないと楽しんでいる最中に切れるため、貯金の勉強にもなります。
10秒だけ電気が使えるデモ
【関西予選】#MA_2016
3チーム目 enepoint concent
10秒だけ使えるデモ pic.twitter.com/2oiNR2c7CR— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
子どもの素直な反応を収めた卑怯なデモ!
【関西予選】#MA_2016
3チーム目 enepoint concent
お家で子供相手に試したデモ pic.twitter.com/uB2cRQZrT3— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
こちらの作品も2ndSTAGE進出です。おめでとうございます。
今年も子どもネタできましたね。MashupAwardsは、参加者の子どもの成長を見守るイベントでもありますw。
そして3位作品!
■作品名:リアルいいねボタン/チーム名:チームお静
自分の「いいね!」と思った場所を、好きなアプリにアーカイブできるボタン
http://hacklog.jp/works/49134
日常のなかで「この場所いいね!また来たい!」と思ったとき、リアルにボタンを押して記憶するツールです。押した強さによって光る色も変わり、Slackなどへに投稿される内容も変更されます。「いいね」部分はシリアルで制作!
こんな小さなキーホルダーサイズもあるよ。
店には直接紐付がないため、ざっくりとした位置のログとなってしまってところ、押す強さによって投稿内容が変更される機能があるものの、意図した投稿内容になかなかならないところが少し残念でした。
続いて、発表された順番に全ての作品をご紹介していきたいと思います。
■作品名:ニジイロポタポタ/チーム名:rainger
7人で色水をポタポタして演奏するデバイス。演奏後には虹色の絵ができます。
http://hacklog.jp/works/48064
水をスポイトでたらすことでみんなで演奏するこの楽器。演奏者は一人一つのスポイトとコップをもって演奏します。 電流をトランジスタで検出して音をだしています。
動画をみてもらうとわかると思うのですが聞いててハラハラしますw。でも、チーム結束力は高まるし、演奏後の達成感は半端ないそうです。
演奏しているデモ!(曲はカエルのうた)
【関西予選】#MA_2016
ニジイロポタポタ
デモ動画 pic.twitter.com/EzhIf3eHDO— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:ミュージック・ショット/チーム名:KKIT
弾の音ぶっ放せ!
http://hacklog.jp/works/48066
音が銃の弾。音声を録音し、Bluetoothでつなげて録音した音声「アホ」という弾がみんなにむけてうたれます。弾(音声)はWEBからも登録可能。 人に危害を加えない銃です。
オーディエンスに「アホ」という弾を打つデモ!
【関西予選】#MA_2016
2チームミュージックショット
アホ を、充填して打つデモ pic.twitter.com/W7SVRHvBTR— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:とまとの気持ち/チーム名 Green Garage
トマト×AI=ペット?!会話しながら水耕栽培。リビングに「緑」と「語らい」を。
http://hacklog.jp/works/48629
ワトソンを使って、トマトとチャットベースで会話できます。センサーの値などに合わせて会話をしてくれるところがポイントです!
「バルス!」やスラムダンクの「先生、バスケがしたいです!」というセリフにも対応。
Slackで会話するデモ
【関西予選】#MA_2016
4チーム目 とまとの気持ち
スラックで会話するでも pic.twitter.com/a3KbCDEKwp— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:ネコシッターロボ「ネコロ」/チーム名:Code for Cat
IoTを活用した安全安心のネコシッターサービス。外出中でもネコと遊べます。
http://hacklog.jp/works/48832
ネコの殺処分数は年間8万3先頭。 2022年2月22日までに殺処分ゼロをめざしています!ロボは「ふわふわ(外にいる人用)」と「コロコロ(家でネコが遊ぶ用)」の2種類があります。遠隔操作でコロコロを動かすことができ、ネコが退屈にしていたら一緒に遊べます。中はスフィロが搭載。
ふわふわとコロコロのデモ動画
【関西予選】#MA_2016
5チーム目 ネコロ
フワフワとコロコロのデモ動画 pic.twitter.com/4oDq8LJuOe— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:AMAGUMO/チーム名:チームAMAGUMO
AMAGUMOは、天気に合わせて必要な雨具を降らせる雲型IoTデバイスです。
http://hacklog.jp/works/48937
天気情報から、どの雨具が必要なのか、雨具が落ちることで教えてくれます。玄関においておけば、 人感センサーで反応。雨が降っていれば傘が落ち、今は降っていないけれど雨が降る時には折りたたみ傘が落ち、かなり強い雨の日にはカッパが落ちてくる優れもの!
もちろん晴れの日には雨具が必要ないので、何も落ちてきませんよ。
ちゃんとデモできていたのに、撮影チャンスが一瞬過ぎて逃してしまいました。すいません。
■作品名:Happy Sound/チーム名 Team T
あなたの妄想のお供に!
http://hacklog.jp/works/49188
好きなカテゴリとプレイ人数を、選んで、様々な音声を聞いて妄想するアプリ 。タップするとH(appy)な音声が流れます。 疑似サラウンド対応。今回は女の子の画像をみながら妄想できるという、妄想サポート機能が追加されました。
石原さとみの画像をみながら妄想…
【関西予選】#MA_2016
10チーム目 Happy Sound
デモ!
石原さとみモードとカメラモード pic.twitter.com/isyqAQdrxA— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
⑪作品名:ACBALL/チーム名:KIT_acball
ボールを投げる,それだけで全てが分かる
http://hacklog.jp/works/49498
ボールの回転数など、曖昧だったものをセンサーで数値化します。ボールを投げると、ボールの回転率などがわかり、カーブとスクリューなどの球種を算出します。 大きな機械をいれることなく低コストで実現。
回転数に応じて球種を判別してくれるデモ
【関西予選】#MA_2016
11チーム目 ACBALL
無回転だとナックルなど、回転数に応じて判定してくれるデモ pic.twitter.com/M2zgdXs8Ss— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
この作品は男性諸君の心をぐっと掴んでましたね。
■作品名:おえかきサカナすくい/チーム名:AVE-02
サカナのイラストが泳ぎ出して、金魚すくいのように遊ぶことができます
http://hacklog.jp/works/49529
金魚すくいはだいたい金魚すくう前にやぶれてしまう。 そんな悲しい思いさせません。 通常の金魚すくい以上の金魚すくいゲームです。
金魚はこどもが書いたイラスト。イラストを泳がしてすくってもらう遊び。 イラストをかいてもらいスキャンしてUnityで実現。 ポイは近赤外線LEDと加速度センサー(SenStick2)も利用したポイを使い、 魚をすくいます。WEBカメラで位置を認識させて、ポイと魚画像を連動させています。
金魚すくいのデモ動画!
【関西予選】#MA_2016
12チーム目 おえかきサカナすくい
デバッガーによるデモ pic.twitter.com/yBGVsVsLhw— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
これはみんなで試してみたい!!
■作品名:すしどらいばー – 可変速度回転寿司 -/チーム名:Team. fuckin-specs
SUSHI☆REVOLUTION
http://hacklog.jp/works/49743
最初にいくつかの質問に回答すると、寿司の回り方が変わります。質問は、年収、親のスネをかじっているのか?宝くじがあたったか?年収が高いと回転速度が遅くなって食べやすくなるよー。
まわる寿司のデモ
【関西予選】#MA_2016
13チーム目 すしどらいばー
デモ 年収に合わせて寿司がまわるよ
質問のスコアに応じて回転数が変わるよ pic.twitter.com/WWZTaKQvtR— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:サキヨミオウトウ/チーム名:Yoshiyuki 黒服 Kawabata
誰かとの話で、相手の気持ちがわかれば、次に何を答えればいいかわかるよね!そんなのを実現してみよう!
http://hacklog.jp/works/49772
声から感情解析しています。 会話の履歴から分析でき、振り返りできるため対策も可能です。
たけうちさん筋肉すきですよねーのデモ
【関西予選】#MA_2016
14チーム目 サキヨミオウトウ
たけうちさーん筋肉好きですよね、のデモ pic.twitter.com/hotadW4123— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
■作品名:たばこっち/チーム名:hersch
タバコを通じて上司の機嫌を伺えるアプリ!!+IoTタバコケース
http://hacklog.jp/works/49824
タバコをすいにいきたいけど…いきにくいことも。 ヒアリングしたところ、困っている人は53%。 混んでたり、はいりづらかったり。そこで、喫煙状態をシェア!
タバコを吸いに行く仲間を誘いやすくなったり、上司の機嫌のいい時に話しかけたりできます。喫煙所が混んでいる時間を避けることもできます。喫煙情報のログはケースの開け閉めで、混雑状況はビーコンで把握。
■作品名:elastical/チーム名:haripo
柔軟な表示形式が売りのカレンダーアプリ
http://hacklog.jp/works/49926
日程調整がつらい。 11/29と12/5ってgoogleカレンダーで同時にでないし!(イラッ)。そこで、 選んだ日だけ出るカレンダーを作りました。
表示させるだけなので、もう言うことありません。(こちらのデモが全て!)
【関西予選】#MA_2016
16チーム目 elastical
デモ pic.twitter.com/CtMbPQ0OXC— MashupAwards@12/17祭り (@mashupaward) 2016年11月24日
シンプルな作品大歓迎!!機能はつければいいってものじゃない。完成度とは、ありたい世界に対してどれだけ実現できているのか?自分の課題を十分解決している作品だと思います!
今回の発表作品は以上です。
発表が終わったら、みんなで作品を触るtouch&tryの時間です。
最後は、投票結果をリアルタイムで開票していきます。どれになるかな???
1位は「どこでもMステ!」でした!おめでとうございます。でもめっちゃ接戦でした!
関西予選は、まなみ史上で一番レベルの高い1stBattleだったように思えます。だから、今回敗れた作品も、オンライン審査で勝ち上がり、2ndBattleに進出を決める作品も多いと思っています。
そしてまだ、オンライン審査結果も、テーマ賞も発表されていないので、まだまだチャンスあります!
蛇足
今回の関西代表をゲットした作品は、ノンコーディング。アイデア一つで、高度が技術を使わなくても、高度な技術を使った作品と張り合えるという、とてもMashupAwardsらしい作品だったように思えます。
いい作品に技術は大切!でもアイデア一つで高度な技術の作品に勝つ可能性は十分にあります。
そんな下克上が十分に起こりえるのがMashupAwardsです。
そして、リアルでデモする作品はやはり強いですね。
これもMashupAwardsの特徴です。プレゼン予選を勝ち上がるには、デモを成功させることが一番だと思います。デモなくして、いろんな説明をしても、MashupAwardsの参加者や審査員には響かないかもですね。
今回の代表作品もそうですが、デモから入って機能説明をしています。
作品にもよると思いますが、デモを先にみせ「???」とさせてから説明をすると、みんな興味をもって説明を聞き入っている気がします。
そして最初の説明なしのデモの後は、わけがわからなすぎて必ず笑いが起こり、温かい空気が流れている気がします。
今後のプレゼンの参考になればと思います。
ちなみに、こちらの作品も先にデモをして(というか音声を出すアプリなのに自分だけその音声を聞いているという)から説明をするパターン。やっぱり爆笑をとっていました。
【バッカソン@大阪】#MA_2016
⑦HappySoundデモ風景 大爆笑 pic.twitter.com/QRxqzBwdIw
— MashupAwards@11/21〆切 (@mashupaward) 2016年11月13日