開発コンテストは良いものです。

9月1日(金)に、とくしまOSS普及協議会とコラボして、MashupAwards2017や「ICT(愛して)とくしま大賞」のIoT・AI部門の応募に結びつくような作品創りをめざすIoTアイデアソンを開催してきました。
22名の方にご参加いただき、生まれたアイデアは5つ。 どんなアイデアが生まれたのか?!

今回、アイデアソン前のインプット情報は、富士通クラウドテクノロジーズさんのIoTの取組についてお話いただきました。いろんな事例が紹介されています。
いつものMA参加者とは違い、若干スーツ率が高く、表情も少し硬かったのですが、ワークショップをすすめるにつれて、徐々に笑顔がこぼれてきたのがとても印象的なアイデアソンとなりました。

今回のイベントのメニューはこちら!
・オープニング(インターネットにつながってほしいモノ)
・講演:IoTサービス創出のためのデザイン思考とその実践 by川原さん
・アイデアソン
・MA応募経験者プレゼン「開発コンテストは良いものです」by坂東さん

 

■オープニング:インターネットにつながってほしいモノ

オープニングとして、MashupAwards運営委員の鈴木(私)から簡単にMashupAwardsについての説明をさせていただきました。
・日本最大級の開発コンテストだよ!
・トガッた作品や振り切った作品が多いよ!
とかとか。詳しくはこちら→MashupAwardsとは

続いて、アイスブレイクとして、「インターネットにつながってほしいモノ」のお絵かきタイム!
書けたら隣の人の絵は何か?あててみてね。
脳みそとか、メガネとか、胃袋とか、ネコとか、物干し竿とか、いろいろでました!

と前座はココまで!

 

■講演:IoTサービス創出のためのデザイン思考とその実践

空気も少しだけ和んだところで、次は、富士通クラウドテクノロジーズの川原さんから、「IoTサービス創出のためのデザイン思考とその実践」についてのお話です。

IoTはアセットが揃い、土壌が整ってきました。取得可能なデータの量や種類が今までとは桁が違います。

IoTの価値は、データによる価値創出。

そして、様々な事例をご紹介いただきました。付加価値向上や、消費財の販売に利用する例。

事業ドメインの拡大やオムロンとの共同事業の例なども。

スーパー銭湯のお客様導線解析や、スタッフの導線解析など。KPIの達成に向け、必要な改善アクションをデータ・ドリブン(IoT)で実施している事例。

そしてデザイン思考のお話です。事例として、MRIのデザインについての説明がありました。
嫌がる子どもに鎮静剤を打ってまでやらせるのは違うよね。ワクワクさせる人間中心設計で考えたら子どもが嫌がらないんじゃないかというお話。

デザイン思考のプロセスは以下の5ステップがありますが、その中の「創造」部分を今日はアイデアソンで実践してみます!

様々な経験や背景の異なる人達とのコラボレーション・共創する楽しさを原動力にアイデアを固めてみてください!

 

■アイデアソン

そして本日のメインディッシュであるアイデアソンにはいります。 ファシリテータはそのまま川原さん!

今回は、以下のキーワードをみなさまに思いつく限り書き出してもらい、その中からランダムに選んだキーワードを使ったアイデアを考えていただきました。
①IoTといって連想されるキーワード
②週末に見たもの、触ったもの


(これ、マニアック過ぎないかw!?)

アイデアは以外なものの組み合わせから生まれます。 そんな体験をしてもらいましょう。

みなさま、真剣な眼差しですが、徐々に笑顔がこぼれてきました。

そして、早速発表です。

 

■発表アイデア

まずは、会場票で決まったベストアイデア賞の紹介です。

<ベストアイデア賞>
■チーム名:ロボットキャッツ|キーワード:農業、ねこ、ルンバ、机
ネコ専用のヘッドギアと首輪。ネコが興奮するとルンバが感知して、ネコのまわりの床を掃除します。 ルンバのディスペンサーで餌をだし、にゃーと鳴いてネコにお知らせも!?

ベストアイデア賞おめでとうございます!他には4つのアイデアが発表されました。

 

■チーム名:よりよく|キーワード:顔認識、新聞
人の顔を判断してニュースを表示。記事や時間、感情等のデータからその人にあったニュースを選びます。興味がありそうなものだけでなくその人に知ってもらいたいニュースも表示。レイアウトの切り替えもできるよ。

 

■チーム名:iウォーカー|キーワード:AI,スポーツ(ウォーキング)
ウォーキングする人は夜が多い。時速データもとれる。取得したデータをAIがまとめ、危険な場所を避けてコースを教えてくれます。そして、疲れたタイミングでスマホが応援。時計や靴からデータ取得。

 

■チーム名:ビールのために働くのうか|キーワード:ビール、トラクター、スマホ、水道
トラクターの稼働時間、収穫数を取得。JAに通知。ドライブレコーダーを搭載し、他人の使い方をあとから判断できます。消費カロリーも計算し、飲んでいいビール量わかります!?

 

■チーム名:あの娘を眠らせ隊|キーワード:アップルウォッチ、二段ベッド、ドローン
快適な睡眠を与えたい。ドローンに送風機能を。いい睡眠状態にする温度管理。快適睡眠の姿勢も維持してくれる。ドローンにカメラを搭載し見守り機能も。

 

発表された作品は以上です!

みなさまの投票の結果、ベストアイデア賞は1番に発表をした「ロボットキャッツ」でした! おめでとうございます。 (圧倒的勝利でしたねw)

 

■開発コンテストは良いものです

最後は、徳島県でMAに多数受賞されている坂東さんから「開発コンテストは良いものです」というタイトルのプレゼンです。

開発コンテストに参加したきっかっけは、スキルアプしたい、開発の目標がほしい、知り合いを増やし合いというものだったそう。
MAに応募した動機は、APIを使うというお題があって楽、賞がたくさんあり、1芸での入賞作品もあり、自分でも賞が取れそう!というもの。

そして作ったものは、仕事でやれないジャンルの、地図や音楽など趣味全開なもの。工数は週末を利用して5人日ぐらい。企画、デザイン、運用など、専門外のことも一人でやってみたそうです。
そしたら・・・楽しい。
ちなみに受賞のコツは、不人気APIを探すこと!たくさんAPIを使うこと。最後にキャッチーさ!(例:タライを落とすとか)

MAに参加して得たものはお金だけではありません。全国のすごいエンジニアや企業の偉いさんなどとも知り合えることで、エンジニアなのに営業チャネルがたくさんできました。
また、一人でなんでもできるフルスタック能力も!
社員のエンジニアがコンテストに応募すると、会社にだっていいんだよというお話も。
(エース級のエンジニアとは技術だけじゃないよ。交渉能力なども含まれるよ)

コンテストはMAだけじゃない!「ICT(愛して)とくしま大賞」もあるからこちらもぜひチャレンジしてみて!

イベント当日は、MashupAwardsの応募は始まっていませんでしたが、9/4から応募開始されました。こちらも要チェック! → MashupAwards2017

以上で、今回のイベントは終了です。

こちらをみていただくと、イベントの様子や雰囲気がよりわかるかと思います。
・つぶやきまとめ https://togetter.com/li/1146356
・イベント写真 https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157685508102211

 

最後はみんなで集合写真。お疲れ様でした。楽しんでもらえたかな?

 

 

蛇足

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徳島でのMAのイベントは5年目!MA9から毎年何かのイベントをさせてもらっています。
・MA9:TET x MA9 アイディアソン・ハッカソン
・MA10:一次予選ハッカソン 最新APIでMashup!!
・MA11:ハッカソン予選徳島〜IoT×APIでMashup!
・MA2016:兼業エンジニアに役立つハンズオン〜kintoneとIoT Hubなど〜

徳島大好きなので今年もイベントできてよかった!
スーツな方々も、もっともっとコンテストなどに応募してくれると嬉しいな。きっと新しい発見があるはずだから。
「勉強会」だとなかなか様々な経験や背景の異なる人達とのコラボレーション・共創する楽しさを感じられないので、こういったワークショップにも、もっともっと参加してほしいと思ってます。
もちろん、そんなものを求めていたら、駆けつけます!

 

 

MashupAwardsイベント情報

以下のコミュニティページ・アカウントにて優先的に公開していますので、是非ご登録をお願いします。

イベントスケジュール https://mashupawards.connpass.com/(Compass)
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