「かわいい子」「美人」は正義!そして上司とのコミュニケーションは大事!

MashupAwards2017の予選がどんどん行われております。今回レポートする地方予選は金沢予選。「金沢市」さんと一緒に開催させていただきました。

テーマは「カナザワオープンイノベーションハッカソン〜Hack for Workstyle!〜」。
働き方革命など、世間では色々と騒がれていますが、テクノロジーで働き方をハックできるのか?今回のハッカソンはそんなお題でしたが、上司との円滑な関係についてのアイデアがたくさんでていたことを、ココでお知らせします。

今回サポートにきてくれた企業はこちらの6社でした。SONYさんの「Neural Network Console」のミニセミナーはたくさんの方が興味持って参加いただきました。

 

作品紹介

まずは最優秀賞作品の紹介からです。最優秀賞チームには、賞金総額400万円の日本最大級の開発コンテストMashupAwardsの準決勝の進出権が授与されます。

<最優秀賞>
■作品名:悟れちゃうよ会議/チーム名:出だしはやる気満々チーム
会議中の空気を見える化して、円滑に場を進行できるサービス
http://hacklog.jp/works/51377

メンバーが会議室へ入る時のドアの振れ幅から会議へのモチベーションを測り、椅子の座り具合によって前のめりに会議に参加しているか測り、参加者の顔の表情から感情を測りLINEで通知。
司会者が空気を読みながら会議を進行していけるサービスです。

モチベーション測定と、前のめり測定のデモはこちら

最優秀賞おめでとうございます!

顔の表情判定では、SONYの「Neural Network Console」をチャレンジするも、なかなか結果がうまくいかず、マイクロソフトのEmotion APIに仕様変更。新しい技術へのチャレンジの姿勢と、挫折しながらもなんとかアウトプットとして形にしたところが評価されたもよう。

今回の審査は、3つの審査基準を元に、以下の3名の方にお願いしました。右から
・秋田純一氏/金沢大学 電子情報学類 教授
・梶谷忠博氏/三谷産業株式会社取締役業務本部長、(一社)石川県情報システム工業会副会長
・黒田 樹氏/リクルートテクノロジーズ

<審査基準>
①チャレンジ度(ぶっ飛び度、変化球、新規性、アイデア)
②ギーク度(突き抜け度、こだわり度、完成度)
③ワクワク感(表現手法、体験、人を楽しませる仕組み、デザイン)

 


審査員による、最優秀賞は逃したものの、他の作品も素敵な作品ばかりでした。

■作品名:ご機嫌いかがですか?ツール/チーム名smoothness
上司と円滑な関係を築くことができます!
http://hacklog.jp/works/51379

デモはこちら


■作品名:ロバの耳/チーム名:猫の首に鈴
ちょっとしたつぶやきを拾って、今の気分を伝えます。
http://hacklog.jp/works/51381

デモはこちら


■作品名:飲み会幹事代行Pepper/チーム名:飲み会大好き
Pepperが飲み会参加者にアンケートをとりにいって、その結果からお店を自動でチョイスします。
http://hacklog.jp/works/51383

デモはこちら

飲み会のスケジュール調整に返事しない人のところにPepperが催促にいくのもいいかもね!なんて意見もでていましたね!

こちらの作品は、Pepper賞とぐるなび賞をゲットです。

 


■作品名:アイデア × ジンコウチノウ = ・・・/チーム名:雰囲気DeepLearning
人間には考えられないアイデアの組み合わせを人工知能に考えてもらおう!
http://hacklog.jp/works/51385

デモはこちら


■作品名:喰う席レーダー/チーム名:elementals
飲食店の込み具合を画像に移った人数から判断可能なように提供するサービス
http://hacklog.jp/works/51380

デモはこちら

スーパー小学生がめっちゃがんばってました。


■作品名:上司萌化計画/チーム名:上司萌化開発班
嫌なおっさん上司をVRでかわいい女の子に変えてしまおう!
http://hacklog.jp/works/51378

iPhoneのカメラにより顔認識し、上司の顔をかわいい顔に上書き。声は、ストリームデータをリアルタイムで処理することでリアルタイムボイスチェンジを行い、ピッチ変更、ピッチシフトの調整を追加して可愛い声にしています。(でもTVでよくあるスリガラスのむこうにいる人みたいでしたがw)

デモはこちら

実際にHMDとイヤフォンをつけて話してもらうと、デモでみているものとは全く変わり、なかなか面白い体験でした。


■作品名:すてきにホームページ/チーム名:すてきな二人
おばちゃんでも簡単にホームページが作れるサービス 
http://hacklog.jp/works/51390

日本で最も利用されているSNSのLINEを使って簡単に入力して、HPが作れます。無駄に困らないよう、設定/管理画面もなくしました。

デモはこちら!


■作品名:美人なび ーびじなびー/チーム名:チーム:「お好み」
美人を発見したら、アプリを起動しタップ。みんなで美人スポットを共有
http://hacklog.jp/works/51384

一生懸命仕事した後、疲れながらも帰路につく。そんなとき!美人を見かけると、ちょっとうれしくなりますよねw。そんな疲れて帰路につく人に向けたサービスです。

デモはこちら

こちらのサービスは富士通クラウドテクノロジーズ賞をゲットです。

 

以上が、今回のハッカソンで作られた作品です。作品一覧はこちらから→ http://hacklog.jp/events/139

 

技術サポート

今回のハッカソンでは、Pepper、ぐるなび、mobilebackend、LINE、AUTODESK、SONYさんの6社さんと、マルツ金沢さんにサポートいただきました。

Pepper |ソフトバンクロボティクス>
専用SDK(Choregraphe)を使用することで自由にアプリ開発を行えるプラットフォームとして活用可能。ビジュアルプログラミングに対応し、アイディアを直感的かつ簡単に形にできます。

ぐるなびWebサービス/ ぐるなび>
レストラン検索API、他言語版レストラン検索API、応援口コミAPIの3つのAPIをサポート。

ニフティクラウド mobile backend/ 富士通クラウドテクノロジーズ>
スマホアプリのバックエンド機能として「プッシュ通知」「会員管理」「データストア」、「ファイルストア」、「位置情報検索」、「スクリプト」をAPI/SDKで使うことができるmBaaS(mobile backend as a service)。提供しているSDKもiOS,Android,JavaScript,Unityと多様な環境から使えます。

LINE Messaging API / LINE>
ユーザーから受信したメッセージに返信したり(ReplyAPI)、自らユーザーにコメントを投げかける(Push API)など会話促進のために必要なAPIを提供します。

Autodesk Forge / Autodesk>
オートデスクのクラウドサービスを構成する様々なテクノロジーを、Web サービス API として提供するクラウドアプリケーション開発用のプラットフォームです。

Neural Network Console|SONY>
学習・評価だけでなく、ニューラルネットワークの設計までも可能なディープラーニング・ツールです。

<マルツ金沢>
様々な電子機器をお持ちいただきました。

<MA持ち込み機器>
MESH、テクタイルツールキット、Ollieなどなど

 

イベントの様子

本日の司会は運営委員長の松川さん。技術サポート企業のみなさまもたくさんです。

最初は、技術サポート企業のみなさまからのインプットセミナーから。

その後は、持ち込み素材などのおさわりタイム+サポート企業のみなさまへの質問タイムです。

それが終わればアイデアソン!キーワードをもとに、アイデアを書き出していきます。

書き出したアイデアをみんなでシェア。キーワード毎にグルーピングしているチームもありましたよね。そしてアイデアの清書に移ります。

アイデアを清書したら、みんなのアイデアを見て回り、

そのあとチームビルディングです。

チームができたらみんなでランチを食べに行き、14時には今回のハッカソンで作るアイデアを発表します。

途中でSONYさんに、「Neural Network Console」のショートセミナーを実施してもらいました。興味がある人だけどうぞ!というかたちでしたが満席です。質問も飛び交います。

そのあとは、各社からサポートをうけながら、モクモクとハッキングが続きます。

2日目になると、身を乗り出したサポートになります。

そして、成果発表。審査員からのするどいツッコミをうけながら、審査は続きます。

審査が終わったら、タッチ&トライ。みんなの作品を試します。この時間が一番楽しいですね!

色んな人が、HMDをつけて萌上司を体験。

そして、お待ちかねの懇親会です。美味しそう!

いい笑顔です。

みなさま、お疲れ様でした!

 

MashupAwards2017

最優秀賞100万円の日本最大級の開発コンテストであるMashupAwardsが始まってますよー。本日のハッカソンは、一次予選免除のハッカソン予選です。この複雑なトーナメント戦の一番左のハッカソン予選になります。

今年の変更点などは、キックオフブログなどを参考にしてみてください。
【MashupAwards2017応募開始】キックオフ〜言葉じゃ伝わらないから作るんだ〜

そして、最後に松川さんがいっていたように、「まだ終わりじゃない」。
ハッカソンが終わっても、この後プレゼンバトルやオンライン審査もあります。ここで出会ったみんなで、継続してもいいし、違う作品作ってもいいからね。締め切りは11/13(月)!
そして北陸予選が11/23にあるので、是非チャレンジしてね!

 

イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
●つぶやきまとめ(togetter) : 
●写真(flickr) :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157661697114208

蛇足

10917872_810999818947686_4210908168556890190_n 鈴木まなみ(@Rin2tree

今回「ハジメテのハッカソン」という方が多く。そしてその人達が、自分のアイデアが2日間で形になったことに興奮していたり、作ったものを継続開発してみようと言ってくれていたり。
ハッカソンに初めて参加する。これがもう新しいことへのチャレンジなんですよね。

チャレンジすることは、確実性は低いかもしれませんが、チャレンジなくしてイノベーションは起こらないと思っています。最優秀賞チームでずっと画像を仕分けしていた学生は、途方もなかったと思いますが、きっときっと将来にいきる、とてもいい体験にもなったはずです(ほんとか?)。

個人的には「上司萌化計画」が好きでした。アイデアだけの時には「???」で、途中開発中に覗いた際、話している声とスピーカーが同時に聞こえてくる時も「微妙」だったのですが、イヤフォンつけてHMDで体験してみると、「面白い!」という体験に変わりました。アイデアだけの時の印象と、動いているものを体験する印象は、やっぱり違うなーと改めて感じた作品でした。

作りたいものを作る、普段作れないおかしなものをつくる、新しい技術を試す。MAらしい点がいくつも見つけられたハッカソンでした。

 

 

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