あらゆるものとおしゃべりしよう!ドコモのおしゃべりサービス(会話IF)を使ったハッカソン、発表作品8作品を制したのは、、

MashupAwards2017の予選がどんどん行われております。今回レポートする地方予選は東京予選に該当する「ドコモ」さんと一緒に開催したハッカソン。

テーマは「機械と対話することから生まれる新しい体験
今回のハッカソンはチーム参加半分、個人参加半分のハッカソンでしたが、なんと今回提供されているサービスの中の人参戦もありました。
主催、参加者が入り乱れての和気あいあいとしたハッカソン。
テーマの通り「機械と対話することから生まれる新しい体験」を感じられる作品ばかりでした。

今回サポートにきてくれた企業はこちらの4社。

        

 

作品紹介

まずは最優秀賞作品の紹介からです。最優秀賞チームには、賞金総額400万円の日本最大級の開発コンテストMashupAwardsの準決勝の進出権が授与されます。

<最優秀賞>
■作品名:Open Sesame ~対話で開錠せよ~ / チーム名:Botathon
対話APIで鍵のシステムに意志を吹き込みました。
https://hacklog.jp/works/51744

「ひらけごま!」合言葉で鍵をあけるワクワクに挑戦したチーム。
オカンが出すなぞなぞに正解すると自作の箱が開いてお菓子がもらえる。
ただし、正解をしないと、、、ワニ水鉄砲から水が!!

本番デモは一部うまくいきませんでしたが、成功動画を御覧ください。

最優秀賞おめでとうございます!

 

今回の審査は、MashupAwards本戦と同様の3つの審査基準を元に、主催側であるドコモさんより2名の方にお願いしました。右から
・秋永 和計氏 / 株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 クラウドソリューション担当 担当課長
・山崎 光司氏 / 株式会社NTTドコモ イノベーション統括部 クラウドソリューション担当

 

<審査基準>
①チャレンジ度(ぶっ飛び度、変化球、新規性、アイデア)
②ギーク度(突き抜け度、こだわり度、完成度)
③ワクワク感(表現手法、体験、人を楽しませる仕組み、デザイン)

 


審査員による、最優秀賞は逃したものの、他の作品も素敵な作品ばかりでした。

■作品名焼肉さん太郎1号 / チーム名:焼肉野郎Aチーム
これは、焼肉の言葉をみなさんに届けるAIです。
https://hacklog.jp/works/51740

焼肉さん太郎1号はプレートの上に置かれた焼肉を認識し、種類を判別。そこから適切な焼き加減を判断し、焼肉の声として発話いたします。焼肉以外にも人参も発話するデモも。

デモはこちら

こちらの作品はドコモ賞を受賞しました!

一部開発が完了しなく、全体の流れのデモはできませんでしたが、、焼肉自らが自分の焼き加減を報告するデモに会場は大爆笑。
間違いなくこのハッカソンで一番の印象をかっさらっていった作品でした。

 


■作品名:ぼくらのキャバ嬢「かえでちゃん」 / チーム名:チームぐるぐる
音声対話システムで理想のキャバ嬢といつでもどこでもお話しよう!
https://hacklog.jp/works/51742

どうしてもエンジニアが働く環境は男性ばかり。そんな時に僕らのキャバ嬢が大活躍、ということで作ったキャバ嬢「かえでちゃん」。MESH人感センサに反応し、会話がスタートする。Hueと連動し、キャバクラっぽい雰囲気を出したり、気の利いた会話でレストランをすすめたりしてくれる。

デモはこちら。会話部分がなかなかうまくいかなかったですね。おしい!

こちらの作品は秘伝のソース賞(ヴァル研究所)を受賞!


■作品名:ファンレター / チーム名:わたすけ
ファンの声をクリエイターに届けるエゴサーチ簡便化サービス
https://hacklog.jp/works/51743

twitter等のエゴサーチは手間がかかるし、ネガティブな意見も見て沈んでしまう事も。
そんなクリエイターのためのサービス。自動でエゴサーチしてきて、ネガティブ情報はメタデータネガポジ判定で解析しシャットアウト。ポジティブ情報だけフィードバックしてくれる安心システム。

今回はコンセプトの発表ということで、デモはできず。
代わりにコンセプトを元にとったアンケートを披露してくれました。

 


■作品名:電車でGOD! / チーム名:めたもるもーぜ
電車をもっと快適に乗るために、みんなの不満を神(bot)が解決します。
https://hacklog.jp/works/51745

電車内の不満を解決するサービス。入口付近の混み具合を画像認識で確認し、電車奥に行くことを促したり、 自分では声を挙げにくい事を代わりに電車そのものがしゃべることで解決させる。他にも喧嘩を防止したり、乗り換えなどについて話しかけたら回答をしてくれる機能もついている。

デモはこちら!

こちらの作品も、秘伝のソース賞(ヴァル研究所)を受賞!
ヴァルさんどうやら3作品で使われたのが嬉しかったらしいのは内緒。


■作品名:ボールは友達、彼女はマネージャー / チーム名:crazy
目標はモテモテな翼くん!!サッカーもうまくなりたい、恋愛も成就させたい!そんな人へ「頼れる丸いやつ」SSB(サポート型サッカーボール)
https://hacklog.jp/works/51746
サッカーボールの中にMESHを挿入。サッカーボールの振動数を計測して、練習量を判定、一日の成果をユーザに伝える。また、練習量から今後ユーザに必要な練習メニューを伝えてくれたり、なんと恋愛に関する相談にものってくれる。

サッカーの練習量が少ないと「クズ」と呼ばれるデモはこちら。笑

こちらの作品は、ぐるなび賞を受賞!


■作品名:喫茶店とかにあるなんかまるいの / チーム名:髭神様のなかまたち
喫茶店などにあるなんかまるいのの代わりをしてくれる、乗り換えクイズ
https://hacklog.jp/works/51751

ヴァル研究所の乗り換え情報を使用し、ある地点からある地点まで行く乗り換えクイズを出してくれる。
喫茶店などにある暇つぶしのあの丸い何かと同じく、暇つぶしになるよ。
途中でレストラン情報もレコメンとしてくれるスグレモノ。

デモはこちら!単純なゲームですが、結構楽しい!

こちらの作品も、秘伝のソース賞(ヴァル研究所)を受賞!


■作品名:あいちゃんを口説き落とせ!! / チーム名:寺山 久紀(てらにゃん)
人が電話による音声通話で、AIと会話ができる音声対話サービスです。
https://hacklog.jp/works/51664

人が電話による音声通話で、AIを口説き落とすためだけのナンパ型音声対話サービス。
今回はあえてSebastienを使わずに、雑談対話AP・ネガポジAPI等を使用しました。

AIを口説くデモはこちら

こちらの作品はメタデータ賞を受賞!(副賞は野村さんのAI本!)

 

 

以上が、今回のハッカソンで作られた作品です。作品一覧はこちらから→ https://hacklog.jp/events/145

 

技術サポート

今回のハッカソンでは、ドコモ、ぐるなび、ヴァル研究所、メタデータの4社さんにサポートいただきました。

 

        

Sebastien / Repl-AI|ドコモ>
SebastienとRepl-AIは会話IF(音声とテキスト)。音声認識、音声合成、対話エンジンを活用して音声会話のインターフェースを提供しているSebastienとGUIでテキストベースの会話を構築できるRepl−AIを提供頂きました。

ぐるなび WebAPI/ ぐるなび > 
レストラン検索API、他言語版レストラン検索API、応援口コミAPIの3つのAPIをサポート。

駅すぱあとWEBサービス+路線図|ヴァル研究所>
駅や路線データの取得ができる「駅すぱあとWebサービス」と、日本全国シームレスな1枚の路線図に、様々なデータとのAPI連携できる「駅すぱあと路線図」をご提供

 

メタデータ テキスト解析系API群|メタデータ>
5W1H、ネガポジ判定、感情解析等テキスト解析系のAPI群を提供。

 

イベントの様子

本日の司会は松川さん。参加者19名、出席率100%です!すごい!

最初は、チームビルディングやアイデアソンに参加する組と参加しない組の席替えから。
合計5チームがチームで参加(うち2チームが”ぼっち”)し、8名でチームビルドを行う事に。

次に、技術サポート企業のみなさまからのインプットセミナーです。

続いてアイデアソン!キーワードをもとに、アイデアを書き出していきます。

書き出したアイデアをみんなでテーブルでシェア。フィードバックをもらいます。

そしたら、アイデアの清書をし、みんなのアイデアを見て回ります。

そして、アイデアをベースにしたチームビルディング。8名でのチームビルドなのでみんなで輪になって話します。
チームができたらチームごとにご飯!(今回はぐるなびさんにランチ選びを手伝ってもらいました。ありがとうございます!)

ランチを食べながら、今回のハッカソンで作るものをまとめていきます。13:30にそれを発表します。

それが終われば、あとは発表までの時間はハッキングタイムです。

ドコモさんにお持ち頂いたスピーカーとマイコン等を使い、いたる所でSebastienが喋ります。

2日目は基本みんな色々持ち込んだりするのが、ハッカソン

そして、今回のハッカソンの飲食はぐるなびさんがチョイス。秋味を感じるお食事。おいしゅうございました。

あとは発表の時間までモクモクです。


モクモクモクモク。たまにガハハ!

途中からデバッグっぽい何かがそこらじゅうで行われます。(ハッカソンでは、、おなじみ?です)

そして発表の時間です。8作品の発表。

発表が終わったらタッチ&トライでみんなの作品を触らせてもらいます。

そのまま懇親会に移行していきます。(みなさまお手伝いありがとうございます)

ご飯はぐるなびさんの(ry

企業賞の発表からはじまり、最後は最優秀賞の発表です。最優秀賞は…Open Sesame!12/10に東京で行われる2ndSTAGE(準決勝)に進出です。(おめでとう!)

というかんじで、ハッカソン終了!みなさま、お疲れ様でした!

 

MashupAwards2017

最優秀賞100万円の日本最大級の開発コンテストであるMashupAwards

今年の変更点などは、キックオフブログなどを参考にしてみてください。
【MashupAwards2017応募開始】キックオフ〜言葉じゃ伝わらないから作るんだ〜

そして、最後にいっていたように、「まだ終わりじゃない」。
家につくまでがハッカソン。ではなくて、「ブログを書くまでがハッカソン!」

そして、そして、ハッカソンが終わっても、コンテストの応募〆切まではまだ時間があります。今回の作品をブラッシュアップして応募して、2ndSTAGE(準決勝)まで勝ち上がってきてほしいです。本日の最優秀賞作品にリベンジ!締め切りは11/13(月)だよ!

イベント関連リンクこちらをみていただくと、イベントの盛り上がりがより伝わるかと思います!
●つぶやきまとめ(togetter) : https://togetter.com/li/1168455
●写真(flickr) :https://www.flickr.com/photos/100125183@N08/albums/72157688812957024/with/26406787759/

●関連ブログなど
1→10ロボティクスさんSNS)/ハッカソンにおける受賞のご報告

蛇足

ボールを喋らせたり、電車を喋らせたり、焼肉を喋らせたり。ハッカソンのタイトルである「おしゃべりサービス祭り」の名前の通り、本当に色々なものをしゃべらせてくれました。新しい技術やトレンドを遊び倒す事ができるのはハッカソンならでは。
世間には引き続き音声インターフェースデバイスの発表が相次いでますが、まさか焼肉と会話しようという発想はなかなか生まれないはず。
MashupAwardSのハッカソンは、いつもそんな「まさか」「そんなものが」にあふれています。
普段では作れないものを作る、つまらないものは作らないとする場だからこその楽しさがあります。
残念ながら今年MAのハッカソンに参加できなかった方は、ぜひ今年のMA2017への応募をチャレンジしてみて下さい。
「まさか」からはじまる第一歩があります。締め切りは11/13(月)23時59分。みなさまの「まさか」をお待ちしております!

 

<MashupAwardsイベント情報 >
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